人工妊娠中絶
人工妊娠中絶について
比較的時間の短い手術ですが、麻酔をかけるのでそれなりの危険性を伴います。
その為、患者様の身体を考え術後ケアも行っています。
【中絶できる妊娠週数】
法律により、妊娠22週未満(最後の月経が始まった日から数え始めます)の方が対象です。
入院しなくてもよいのは妊娠12週までです。
妊娠12週を超えた中絶手術は妊娠中期中絶といって死産あつかいになります。
当院では、12週までの母体保護手術を受付けています。
【手術の手順と注意点】
■注意点
母体保護法の定めにより、手術を受ける為には本人と相手の男性の同意を示す同意書が必要です。
■手順
1.手術の前日にラミナリアという細い棒のようなもので子宮口を広げます。
当日は絶食・絶飲です。
2.手術は原則として静脈麻酔で行います。
点滴ルートの横から麻酔薬を注入すると30分ほど眠ってしまいます。
この30分ほどの間に処置を済ませます。
3.手術が完了すると別室の安静室で2〜3時間休みます。
そして麻酔が完全に醒めたら、帰っていただきます。
【費用】
中絶手術は自費診療ですので手術費用は病院が独自に決めています。
当院での手術の費用は妊娠10週未満は10万円、12週未満は11万円です。
(土曜日は割増料金として1万円いただいています)
また術前検査として別に1.5万円かかります。
【手術後のケア】
手術がうまくいった後は、今後の予期しない妊娠を避けるために避妊法を考えましょう。
避妊法の中で最も確実な方法はピルですので、当クリニックにご相談ください。