生理不順
月経不順の原因
月経が28日〜30日間隔できちっと発来しない方は、卵巣の中で卵胞が育っていない可能性が高いです。こういう方は無排卵(排卵がおこらない事)になっていることが多いです。
卵胞からは女性ホルモンが分泌されるので、卵胞の発育が悪いと女性ホルモンの分泌も悪くなってしまうのです。
この女性ホルモンの分泌にはリズムがあるのですが、卵胞の発育が悪いと、このリズムも狂ってしまいます。
このように女性ホルモンの分泌のリズムが狂ってしまった方が月経不順になってしまうのです。
無排卵の診断
無排卵の診断を一番簡単に行う方法は基礎体温を測定することです。薬局で販売している婦人科体温計を使って朝起きたときの体温を測定します。これを毎日記入してグラフにしたものを基礎体温表といいます。基礎体温表で低温相と高温相が確認できた方は排卵していると確認できます。
月経不順の治療
女性ホルモンの分泌のリズムが狂ってしまった方にはホルモン剤を内服していただきます。ホルモン治療を必要とする方の中には避妊用の低用量ピルを内服していただく方もあります。どのようなホルモン剤を内服するかは人によって異なりますので、一度診察をうけてください。
またどうしてもホルモン剤の内服に抵抗がある方は、漢方薬で治療する方法もあります。